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case.20 マグナの場合
店の軒下できゃいきゃいとショッピングを楽しむ女性たちを、遠くから眺めている男性陣。
「…女の子って、何であんなに買い物が好きなんだろ」
「全くだ。付き合わされるこっちの身にもなってほしいものだな」
カフェのテラスでコーヒーを飲みながらため息をつくネスティと、フォークをくわえたままだらだらしているマグナ。
二人とも、これからの事を想像してがっくりと肩を落とす。
「でもネスー、があんなに楽しそうに笑ってるの、俺初めて見たかも」
視線の先には、普段とは違う、年相応の女の子らしい表情をしたがいた。
周りにいる女の子と何も変わらない、心から楽しんでいる笑顔。
ボーッとを見つめていたマグナは、一言も喋らないネスティに向かってにぃ、と笑いかけた。
「気色悪いぞ、マグナ」
「あ、ひど!ネス酷いよぉー。って、そんな事が言いたかったんじゃなくて…」
「マグナー!ネスティー!」
マグナの言葉をさえぎって、が大きな紙袋を抱えてこっちへ走ってくる。
「ねぇねぇ見てこれ!似合うかな?」
二人の前で紙袋の中からお気に入りの一着を取り出して合わせて見せた。
楽しそうに笑うを見て、マグナも負けじと思いっきり笑った。
「すごく、似合ってる」
「…!ありがとうっ!」
…ぽちぽちネタが被ってるじゃないかばかめ!
09 2/10
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